裂織りとは、縦糸にエジプト綿や麻糸・絹糸を使い
横糸に細く裂いた裂(きれ)を使った織物です。
地機(じばた)でひとつひとつ真心込めて織り上げています。
糸と裂(きれ)の織りなす布が意外な表情を見せてくれます。
裂織りを織るには、まず横糸となる裂き布を作ります。
裂き布とは、布を継ぐか横にひとつづきの紐状にしたもので
これを横糸として織り込むことで裂織りができるのです。
裂き幅は、どんなものを織るかによって決まり、およそ8mm~1cmが標準です。
ハサミで切れ目をいれます 。
布を手で裂きます。
縦糸の長さや織り幅の本数を
整え、整経台で作る。
筬(おさ)に整経の
終わった糸を入れていく。
綜こう用の糸を上糸と
下糸の間に通し
継糸を拾っていく。
機(はた)にセットして
織り始める。
織り上がった反物は敷物や
卓布・バック・スリッパ等に
加工します。
「思い出の布」が
この様な素敵な裂織り作品にっ!